2009年1月27日(火)

 アメリカのオバマ大統領が、妊娠中絶への援助、グアンタナモ基地閉鎖の準備、ロビイストの政府スタッフ入り禁止、温暖化対策など、矢継ぎ早に、これまでの路線を変える政策を打ち出している。いずれもしごくまっとうで、おそらく米国民だけでなく、世界の多くの人々が望んでいた施策だろう。
 私もこれを歓迎しているけれど、よくよく考えてみれば、クリントン政権時代へ戻っただけとも言える。逆に言うと、この8年間のブッシュ政権時代、米国民だけではなく世界中の人が、いかに異様な統治権力の影響下にあったかということだ。本当に呼吸の苦しい時代であった。その意味で、私は今、オバマの変革というより、ブッシュという覆いのない、透明度の高い空と大気を満喫している。私でさえそうなのだから、米国民はさぞかしほっと一息ついていることだろう。

 ボリビアでは、先住民の権利を大幅に拡大し保証する新憲法が、国民投票により可決された。これも素晴らしいことだ。私はベネズエラのチャベス大統領については、必要悪だと自分に言い聞かせつつ、あの強権指向と俗悪なまでのポピュリストぶりがどうしても受け入れられないが、チャベスの盟友であるボリビアのエボ・モラーレス大統領はすごくいいと思っている。この新憲法によって、社会の格差は少しずつ緩和されるだろう。ただ、厳密に注意深く運用しないと、南アのように先住民の新富裕層を生み出すだけになりかねないので、楽観視はできないが。

 そして日本では、二次補正予算が成立。論議の的となった愚策、給付金の配布が決まったということだ。こんなカネは拒否しようかとも思ったが、税金の公平な分配機関として政府が機能していないのだから、自分がその代理を果たすしかないと考えた。つまり、私に給付されたお金を、本来税金の投入が必要な場所へと回すのだ。宵越しの給付金は持たないで寄付しよう。
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by hoshinotjp | 2009-01-27 23:36 | 政治