2009年5月12日(火)

 民主党、小沢代表辞意表明のニュース、サッカーの岡田ジャパンの試合を見た後のように、何も感想なし。
 ここに来てようやく、購読している東京新聞では、インフルエンザ禍熱対応、過熱報道について検証するような記事が登場している。そもそも、私が報道は状況を冷静に判断できていないんじゃないかと思ったのは、WHOがフェーズ4に引き上げたとき、少なくとも二週間分の水と食料を備蓄するように呼びかけた社会面の記事に反応し、慌ててスーパーに買いに走ったことがきっかけだった。そのときは、まるでオイルショック時のように買い物に殺到する群衆のイメージが浮かび焦ったのだが、スーパーに着いてみれば人は普通に買い物をし、焦っているのは私一人だった。私も、納豆やらバナナやらを買いに走った人のことを言えないと思い、冷静さを失った自分を恥じた。そして、状況も無視して、強毒性の鳥インフルエンザ流行を想定したであろうマニュアル通りに、緊急事態に備えるよう呼びかける記事を出した新聞に、疑問を感じたのだ。要するに、頭で考えてはおらず、「すわ、パンデミックだ」とばかりに自動的に反応し続けたのではないかと。
「エピデミック」と同語源であろうこの「パンデミック」という言葉も、次第に姿を消してきている。学術的な意味内容とは別に、その字面や響きが「パニック」だとか「アポカリプス」といった強い言葉を連想させる「パンデミック」は、この字が見出しに来るだけで、読者の恐怖感をあおる役割を果たす。「呪怨2」などパニック・ホラー映画で使われたイメージもあるだろう。この文字が持つイメージをわきまえて使うのも、活字報道メディアのリテラシーなのではないか?
「普通に心配を」という最近の記事で識者が指摘していたのだが、日本社会は、過剰反応するか無関心になるかの両極端で、その中間の対応をとることが少ないという。
 もっとも、備蓄用食料・水を買うにあたり、被災時用リュックを中身を調べたところ、どの食品も水も消費期限が切れ、ウェットティッシュは干からびており、もう5年以上も放置されていたことが判明したので、ちょうどよい機会ではあったのだが。
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by hoshinotjp | 2009-05-12 12:42 | 政治