2009年5月13日(水)

 民主党の代表選びで、鳩山由紀夫優勢との報道を見て唖然。民主党はKYなのか? 小沢一郎では総選挙に勝てないとなったら刺し違えてでも辞任を説得すると言っていた鳩山幹事長は、今度の小沢代表辞任で自らも幹事長を辞めたのであり、その人が代表選に出馬するのはどうにも筋が通らない。小沢一郎との密約説をささやかれても仕方あるまい。わざわざ「小沢院政」とのきわめて汚れたイメージを引き寄せるぐらいなら、小沢代表が辞任しないほうがまだましだった。
 加えて、安倍、福田、麻生と、世襲政治家の中でも図抜けて「名門」の出の政治家が、まったくちまたを理解しない政治を続けざまに行ったことに、世はうんざりしきっている。ここでまた鳩山一族という「名門」の出の政治家が首相になることを望む人が、どれだけいるというのだろう。この人は弟の邦夫に対してとても甘い。結局、ちまたの人よりも鳩山一族の栄光のほうが大切であることは、民主党結党の経緯を思い出せばわかることだ。それに、鳩山由紀夫が最初に党首を務めたときの、無力だったこと。オバマではないが、ちまたは信頼するに値する確かな言葉と行動を、政治家に求めている。鳩山由紀夫の言葉は、今の首相よりはずっとましだけど、ちまたに力と信頼を与えてくれるようなものではない。
 西松問題が出た直後、民主党の各県連に次の代表として望ましい人は、というアンケートをどこかの報道機関が行っていた。その調査では、岡田克哉が支持の半分近くを占めていた。きょうの各メディアの緊急世論調査でも、同様の結果を示している。民主党にとってこの好機を十全に生かし政権交代を実現するには、岡田という選択肢以外あり得ないと思うのだが。私は民主党を支持していないけれど、それでも勝つべきだと思うのは、そうでないと麻生政権がこのままずっと続くことになるからだ。すなわち、私たちは政治的空白(政治的無策)をあと何年も生きなければならないのだ。その「無政府状態」のツケは、有権者が議会制民主主義に愛想を尽かして行動力のある独裁的カリスマのほうを望むといった、取り返しのつかない形で日本の住民に災いをもたらすだろう。
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by hoshinotjp | 2009-05-13 23:12 | 政治