2009年 10月 17日
2009年10月17日(土) |
現在、すばる文学賞の選考委員をしているが、今年の受賞作と佳作作品が、今発売中の「すばる」11月号に掲載されている。
受賞作、木村友祐(きむら・ゆうすけ)「海猫ツリーハウス」は、近いうち単行本になるので、関心のある人はできればそれを購入してもらえるとありがたいが、佳作の温又柔(おん・ゆうじゅう)「好去好来歌」は単行本にはならないようなので(佳作は本にならない)、今の「すばる」が発売されているうちに読んでほしい。
2007年まで早稲田大学で文芸科の教員をしていたため、授業を受講していた学生の作品を選考委員として読むこともあるだろうなと思っていたが、今年はついにそうなった。ペンネームで作品を送ってくれたので、私はまったく気づくことなく選考に臨むことができた。選考が終わってから知らされ、やはり事前にわかっていたら微妙に選考に影響していただろうなと、改めて感じた。同じ条件で候補作を読めないのなら、選考する資格はない。
私が選考したわけではなく、すでに作家としてデビューした、私の知っている元学生たちもいる。ここでまとめて紹介しておく(デビューした順)。
■小林里々子(こばやし・りりこ)
『夏じじい』(講談社)
「ちへど吐くあなあな」(群像2008年9月号)
「ひとりごっこ」(群像2009年5月号)
■北野道夫(きたの・みちお)
「逃げ道」(文學界2008年6月)
――第106回文學界新人賞受賞作
「虹と虹鱒」(文學界2009年10月)
■青葉奈々(あおば・なな)
『P・K』(講談社Birth)
書き続けることは、精神的にも環境的にもとても大変なことだが、発表する場に躍り出た以上、何としても書き抜いてほしいと切望している。
受賞作、木村友祐(きむら・ゆうすけ)「海猫ツリーハウス」は、近いうち単行本になるので、関心のある人はできればそれを購入してもらえるとありがたいが、佳作の温又柔(おん・ゆうじゅう)「好去好来歌」は単行本にはならないようなので(佳作は本にならない)、今の「すばる」が発売されているうちに読んでほしい。
2007年まで早稲田大学で文芸科の教員をしていたため、授業を受講していた学生の作品を選考委員として読むこともあるだろうなと思っていたが、今年はついにそうなった。ペンネームで作品を送ってくれたので、私はまったく気づくことなく選考に臨むことができた。選考が終わってから知らされ、やはり事前にわかっていたら微妙に選考に影響していただろうなと、改めて感じた。同じ条件で候補作を読めないのなら、選考する資格はない。
私が選考したわけではなく、すでに作家としてデビューした、私の知っている元学生たちもいる。ここでまとめて紹介しておく(デビューした順)。
■小林里々子(こばやし・りりこ)
『夏じじい』(講談社)
「ちへど吐くあなあな」(群像2008年9月号)
「ひとりごっこ」(群像2009年5月号)
■北野道夫(きたの・みちお)
「逃げ道」(文學界2008年6月)
――第106回文學界新人賞受賞作
「虹と虹鱒」(文學界2009年10月)
■青葉奈々(あおば・なな)
『P・K』(講談社Birth)
書き続けることは、精神的にも環境的にもとても大変なことだが、発表する場に躍り出た以上、何としても書き抜いてほしいと切望している。
by hoshinotjp
| 2009-10-17 21:09
| 文学