2009年11月11日(水)

 民主党政権、長年の自民党政治の構造を変えるのは大変で、まだまだ時間がかかるからもう少し長期的に見ていこうと思う部分と、どう見てもこれはまずいんじゃないかと疑念を持たざるをえない部分と、さすがに政権が変わっただけのことはあると評価したい面がそれぞれ存在している。
 厚労省や普天間基地の問題は少し時間が必要かもしれないが、郵政に斎藤元大蔵事務次官を据えたのはまずかったと思う。亀井大臣は、小泉以前の、古い自民党が統治していた社会に日本を戻したいと思っている政治家で、根本的に民主党とは相容れない。官僚と一心同体でやってきた自民党政治に、疑問を持たない。にもかかわらず、民主党は亀井大臣の主張をそのまま飲まされている。亀井大臣一人をコントロールできないのでは、巨大な官僚機構などコントロールできないだろう。こうなると、もう少し長期的に見ていこうと思っても、時間が経てば経つほど官僚に取り込まれてしまい、かつての青島都知事のようになるのがオチなのかもしれないとも思う。
 政権の変化で評価できるのは、貧困・失業対策や自殺対策で、現場で活動を続けてきた、ノウハウを持つ者たちを積極的に登用していることである。貧困・失業対策では湯浅誠氏、自殺対策では11月6日に「自殺対策緊急戦略チーム」を内閣府に発足させ、ライフリンク代表の清水康之氏、本橋豊・秋田大医学部長を一員として迎えている。いずれも、自民党政権時代には、政治が何もしない中で、現場で対応策を実施し、地域の行政と連携することを模索してきた人々である。
 師走を前に、自殺対策、貧困対策は緊急事態にある。その窓口として、両者に役立つのが、ハローワーク。いずれも、一度はここに訪れる人が多いので、ここから、それぞれの人が抱えている問題をはっきりさせ、どこに相談したらよいのかアドバイスして、病気、借金、住まいの確保など、さらに専門的具体的な助言や援助が受けられるようにしていく、というもの。
 官僚ばかりではなく、このような人たちの情報と提言を活用していくことが求められている。
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by hoshinotjp | 2009-11-11 17:54 | 政治