2007年4月1日(日)

 教科書検定で、太平洋戦争末期の沖縄での住民自決に関して、「日本国軍による強制」という記述を削除するよう指導があった。そうでないケースもあっただろうが、事実上そのような強制であったケースもあっただろう。体験者の死とともに、歴史が書き換えられて、なかったことにされていく。
 今記憶に留めておくべきは、このような書き換えが今の時点でなされたということである。この書き換え自体が事件である。
 私がどうしても気になり、考え続けるのは、なぜ、このように書き換えずにはいられないのかということだ。従軍慰安婦の問題も同様である。なぜ、あそこまで躍起になって、日本軍による強制はなかったと言い張らねばならないのだろう。まるで、拉致問題はもう解決したと主張している北朝鮮そっくりである。第三者の目から見れば、日本政府の意固地な態度はあのように映るだろう。
 自分が当事者として関わったのであれば、隠し通したいという気持ちも働くかもしれない。その一方で羞恥心に耐えきれなくなることもあるかもしれない。そのどちらでもない下の世代の人間が、なぜ、かたくなに否定したがるのか? そのメンタリティがどこから来るのか。
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by hoshinotjp | 2007-04-01 22:43 | 政治