2007年5月14日(月)

 言及するのもバカバカしいが、6億円が当たりうるサッカーくじ(toto)の「ビッグ」が先週末に新聞で紹介されたとたん、購入者が殺到し、システムがダウンした。累積の賞金がつり上がって行くにつれ、売り上げが急に伸びてはいたが、これが爆発したのは報道されてからである。これまで数か月分の売り上げに匹敵する額が、先週だけで計上された。いくら増えるにしても、この落差は尋常ではない。
 納豆のときとまた同じことが起こっているわけである。totoを運営している側にも責任がないわけではないけれど、これまで見向きもしなかったtotoを買いに走る側も、けしからんと叩くのではなく、無関心から急に関心を持ったのだからシステムダウンも致し方ない、と大らかになるべきだろう。
 まあ、コンビニで300円出せば非課税の6億円が当たるかもしれないのだから、納豆よりは殺到するのも故なしとはしないけれど、もう少し肚の据わったというか腰を据えたというか、落ち着いた生き方はできないのだろうかと思ってしまう。こんな反射神経だけでその場をクリアしていく日々を重ねていって、その先にどんな将来が待ち受けているのか不安にならないのだろうか。その不安について考えたくないから、瞬間にばかり目を向けるのだろうけど、これではアルコール中毒とかと同じである。集団でアル中にかかっているというか。みんなが中毒だから、異状であることに気づきにくい。集団で薬物を摂取して幻覚に浸って、覚めたときの不安に耐えられず、さらに強い刺激を求めて中毒を深めていく。憲法改正とかも、その手の薬物のひとつにすぎないのだろうな。
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by hoshinotjp | 2007-05-14 23:56 | 社会