2007年5月28日(月)

 松岡農水大臣が自殺。ご遺族や関係者が悲痛な思いをされているだろうことを推し量りつつも、大人として最低の行為だ、と言わずにいられない。
 なぜ、この国の成人男性はこれほどまでに、責任を引き受けるか明確にせねばならない場面で、自殺を選びたがるのだろう。高校の履修漏れ問題やいじめ自殺が相次いだ時期にも、自殺をする校長や教員が何人かいた。その場面で自死したら子どもの倫理がいかに破壊されるかという場面で、死んだ。同じことを、この大臣の自殺にも感じる。
 権力を持つ大人がそのような無責任の極致のような行動を取る社会で、殺人を犯す子どもたちの内面を「心の闇」などと理解不能なもののように言うのをみていると、笑いたくなる。その理解不能な怪物がどこにいるのか、鏡を見ろと。
 これが、教育再生で道徳の必修を声高に叫ぶ安倍内閣の現実である。安倍首相は、このように倫理を欠いた無責任な人材を、かばい続けた。法的には問題ないと言い続けた。そういう感覚の持ち主が、平然と教育におけるモラルの重要性を口にする。カネに汚いことをしても構わず、バレて責任取らねばならなくなったら死ねばいい、というようなメッセージを、安倍首相の態度は発しているようなものである。
 歴代の首相の中でも、安倍首相は他人の気持ちに鈍感な人間だと感じさせられることが多い。現職大臣自殺という異例な事件も、この内閣だからこそ起こったと思う。
 下の世代や子どもに少しでもまともな大人になってもらいたいと願うのなら、このような政治家や内閣を持つべきではない。こんな人たちに社会の命運を託せるわけがないし、何よりも、この人たちの行動を子どもの目の届かぬところに置く必要があるからだ。
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by hoshinotjp | 2007-05-28 15:58 | 政治