2007年7月27日(金)

 梅雨入りの時期を見誤ったため慎重になっているのか、気象庁は関東地方の梅雨明けをまだ宣言していないけれど、事実上、晴れがスタートした24日(火)が今年の梅雨明けだと私は思っている。
 かつて選挙の報道には「アナウンス効果」というのがつきもので、事前に「優勢」と書かれた候補がもう安泰だと見なされて、実際の投票では票が他の候補に回ってしまい、優勢ではなくなってしまったりした。だから、今回の参院選も、中間情勢が新聞で書かれ、自民党がよくて40議席、公明と合わせても与党過半数割れの勢い、などというのを見て、私は揺り戻しがあるだろうな、とまず思った。野党が確実に圧勝するなら、入れたい候補もいないし、白票でも投じるか、などと典型的なアナウンス効果の反応をした。もちろん、思っただけで、私は情勢にかかわらず、自分の決めた候補に投票するけれど。
 しかし、2年前の「郵政解散選挙」を始め、どうもそういう時代は終わったらしい。すなわち、バランスを取ろうとするより、「勝ち馬に乗る」という投票行動のほうがずっと多いため、「優勢」と書かれれば書かれるほど本当に「優勢」になっていくようなのだ。報道機関の調査が示すのは、自民党が日を追うごとに大敗の度を深めていく様子である。この1週間でも、何議席かを失ったのではないか。投票日を延期したことが祟っていることだろう。
 現在のような政府が支持されないのは当然だと思うし、私も政権交代を望んでいるけれど、「みんなが支持していない」とわかると自分も支持しなくなる、というのは、本当に支持しない態度とは似て非なる行動だ。「勝ち馬」に乗って非難するのは、主体の消えた無責任な非難であり、匿名性に隠れたネット上の中傷や、いじめの構造と同じだ。
 選挙はお祭りではない。その後6年間、私たちを縛る権限を特定の誰かに委ねる行為なのだ。政治が機能していないのは、選挙が政治的行為から離れて、「2ちゃんねる」的な祭り化しているせいもあるのではないか。
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by hoshinotjp | 2007-07-27 23:52 | 政治