2008年9月16日(火)

 リーマン・ブラザーズが破綻した。これは1929年のような大恐慌の発端なのかもしれない。私だけではなく、おそらく世界中の人がそのような底なしの不安を抱いていることだろう。
 経済にうとい私が自分なりに解釈すると、アメリカ主導で進めてきたグローバル経済、新自由主義経済がとうとう限界に来て、破綻したということではないのか。もともとカネのない層から「自由に」カネを搾り取ってきた(ただで労働力を搾り取るのも同じこと)のであり、もうこれ以上搾り取ろうとしても一滴も搾れなくなったのだ。サブプライム・ローンのようなシステムが、いつまでも続くわけがないのだ。
 恐慌が起こったら、ブッシュ大統領はアメリカ史上でも最高の愚者として歴史に残るだろう。石油で金儲けしようとしてイラクに戦争を仕掛けて失敗し、莫大な戦費を出費し続け、史上最悪の財政赤字を膨らませ、その結果、サブプライム・ローンで金融不安が起こったときに、もう対処する金をなくしてしまっていた政権。
 例えば自民党の麻生幹事長は、景気対策に赤字国債をばんばん発行するべきだと主張する。つまり、カネがないならいくらでも借りればいいだろという、きわめて刹那的な発想だ。限界を越えた借金が、本当の経済危機のさいには爆弾に変わることを、今のアメリカは示している。アメリカにはルーズベルトのような大統領が今は必要とされているのかもしれないが、オバマ、マケイン両大統領候補とも、基本的には現状のグローバル路線をやや穏和にして守り続けるだろう。ネオコンよりもタカ派の極右であるペイリン(この人はちょっとセクトの教祖じみている)だけは、戦争してでもカネを奪えと言うかもしれないが。
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by hoshinotjp | 2008-09-16 21:24 | 政治