<   2007年 08月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 スパムメール対策のため、当サイトのメールアドレスを変更しました。変更後のアドレスはトップページをご覧下さい。
[PR]
by hoshinotjp | 2007-08-28 23:29 | お知らせ
 しばらく夏季休暇をいただいておりました。
 その間に考えたのですが、自分の時間を捻出するため、当面、このブログをお休みすることにいたしました。約8年にわたって続けてきたので、だいぶ迷ったのですが、あまりにもパソコンやネットに時間と労力を吸いとられている現状を変えるためには思いきる必要があると判断し、休止を決めました。
 今後は、日常的にはお知らせのたぐいを告知するのにとどめ、よほど意見を書かずにはいられない事態が起こった場合にのみ、これまでのような記述を行うことにいたします。時間的な余裕ができ、再びブログに前向きな気分になったあかつきには、再開することもあると思います。
 いつも読んでくださっていた方々には申し訳ありませんが、どうかご理解下さい。
[PR]
by hoshinotjp | 2007-08-26 00:57 | お知らせ
 ブラジル在住の記録映像作家、岡村淳さんのエッセイ「南米に病む――私の病歴――」を、「岡村淳 ブラジルの落書き」にアップロードしました。
 この3年ほどは日本に来られるたびに、各地での岡村作品自主上映会を精力的に回られている岡村さん。その「タフガイ」ぶりには常々驚嘆しておりますが、やはりこれだけ世界やブラジルの隅々を回られていると、ときには病気や怪我を得ることもありましょう。このエッセイでは3つのエピソードが紹介されていますが、2つ目のメガネの事件では、岡村さんには生来の魔除け能力が備わっているのかなと思ったりしました。ここで登場するロベルトさんの鍼治療、ぜひ受けてみたいものです。ロベルトさんは「人の死ぬ取材 人を生かす取材」の後半にも大変印象的な「Rさん」として登場するので、読んでみてください。
 3つ目のミズボウソウのエピソードは、誰にでも起こりうる怖い話です。この中でちょっと触れられている、リオの映画祭と、ご夫婦で強盗に遭われた事件は、「北朝鮮的現実 ブラジル的現実」に詳しく書かれています。こちらも仰天もののエピソードなのでぜひご一読あれ。
[PR]
by hoshinotjp | 2007-08-02 23:13 | お知らせ
 ブラジル移民の記録映像作家、岡村淳さんの「オフレコ日記」に、一つの訃報が載った。石井敏子さんが「小鳥のように」亡くなられたという。
 お会いしたこともない敏子さんの生き方に、私はどれほど励まされてきたことだろう。敏子さんは、岡村さんの“長篇”第2作目、「ブラジルの土に生きて」の主人公である。どうしてこれほど敏子さんの生きざまに胸を打たれて、それが自分の気力に還元されていくのか、自分でもよくわからない。
 何年か前、岡村さんは私の敏子さんへの敬愛の念を汲んで、敏子さんが作られた陶器の花瓶をおみやげにくださった。私の宝物の一つである。敏子さんは、農業に携わってきた夫の延兼さんが亡くなるころ、世話をする傍ら、陶芸に打ち込み始めた。農場に生きた夫、80歳近くなってから農場の土で陶器を作り始めた妻、二人はそれぞれのあり方で「ブラジルの土に生き」たのだ。
 最初はタイトルの含蓄を十分に理解していなかった私だが、この作品を何度か見直すうちに、これ以外はありえないほど深く豊かなタイトルだと感じるようになった。敏子さんの焼いた花瓶は、その深く豊かな意味を持つあの「ブラジルの土」なのだ。それがはるか遠く、私の家にあることが、いつもいつも不思議である。この花瓶は敏子さんの生命だと思う。接点を持つことなどありえないはずの敏子さんの生命を、岡村さんの作品を通じて間近に感じることの不思議さ。
 訃報を読みながらハッと思ったことは、敏子さんはまた別の形で「ブラジルの土に生きて」いるのだ、ということ。故郷でもない、しかし故郷以上に親しい土に眠って生きているのだ。そしてやがて眠りから覚めて、草木となるのだろう。
 生身の敏子さんは「小鳥のように」眠っているが、その生命は、今でもこれからも、岡村さんの映像作品「ブラジルの土に生きて」に息づいている。
 私がもう一人敬愛する「敏子さん」、桐野夏生さんの小説『魂萌え!』の敏子さんは、60歳を目前に新しい人生をスタートさせる。「ブラジルの土に生きて」の敏子さんは、80歳を目前にもう一つ人生を作り上げる。享年96歳。
[PR]
by hoshinotjp | 2007-08-01 23:33 | お知らせ