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 今、書店で配られているPR誌『青春と読書』11月号で、「死んでも死んでも、死ねない世界」と題するエッセイを書いています。11月5日発売予定の新刊『無間道』(集英社)についてのエッセイです。
 また、11月7日発売の「すばる」では、『無間道』をもとに、「ライフリンク」の代表、清水康之さんと行った対談が掲載されます。「ライフリンク」は、自殺を減らす社会作りと自殺者の遺族が立ち直れる場作りを行っているNPO。
 自殺者が年間3万人を超え続けているのは、この日本社会の構造的問題だと考え、自殺を生み出す構造を、自殺者のご遺族への聞ききりと調査などから分析する作業を進めています。同時に、身近なものを自殺で失った方々がお互いに話し合い、孤立感を克服する場も、「キャラバン」という名で巡回して各地に作り出しています。詳しくは「ライフリンク」のサイトをご覧下さい。

 このサイトでおなじみの、ブラジル在住の記録映像作家、岡村淳さんが、新作を引っさげて間もなく来日します。今度は『あもーる あもれいら』第1部。全3部にわたる、岡村作品でも最大の大作にして感動作となるであろう『あもーる あもれいら』、いよいよスタートです。上映会は関東では横浜のみ、予約制で残席わずかのようです。詳しくは「上映会のお知らせ」をご覧下さい。その他の岡村作品上映会も各地でありますので、サイトを要チェック。
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by hoshinotjp | 2007-10-24 13:05 | お知らせ
 4、5年前と比べて、私の感覚では食費は1割から2割増しぐらいになった。鳥インフルエンザ以降、卵が上がったまま、下がらない。業者の生産調整のせいだろう。野菜も軒並み高い。キャベツやレタスはもう100円では買えず、その1.5倍から2倍はする。リンゴや梨も一個100円だったのが、今は128円ぐらい。ツナ缶はかつては安売りで4缶320円ぐらいの時もあったのに、今では420円以上。BSE以降、牛肉はもちろん、ブタも高くなった。必然的にソーセージやハムなどの豚肉加工品も高い。大豆値上がりで、国産大豆を使う豆腐も30円ぐらい上がった。ティッシュやトイレットペーパーなども、同じ価格で量が減った。ユーロ高のせいでディチェコのパスタも倍ぐらいになった。そして今度は小麦高で、麺からパン、菓子と軒並み値上がりする。
 私は今年2007年を、地球の食糧危機元年として記憶することにしている。食物価格の高騰は、オーストラリアでの小麦の不作だとか、BSE以後の世界的魚食傾向だとか、バイオエタノールによる穀物の不足だとか、原油高だとか、インフレの始まりのせいだとか、いろいろな一時的理由もあると思うが、それ以上に、世界の食糧生産量が総体として全人類をまかなえる限界量を超え始めたのだと思うのだ。エネルギーの限界と同様、このことはずっと昔から予測されていたことだが、世界が意思を一つにして対処したりはしてこなかった。広義の環境問題と言える。
 一時的な要因の解消により、価格は少し落ち着いたりはするだろうが、基本的には全人類をまかないきれなくなっているという事情は変わらない。気候温暖化同様、一進二退を繰り返して、徐々に状況は極限へと近づき、しゃれにならない事態に陥ったときにはもう手遅れなのだ。
 大袈裟な妄想だという人もいるかもしれないが、自分の目に見えないことは信じないというだけのことだ。温暖化と歩調を合わせるようにして、危機は静かにスタートしたのである。センセーショナルに考えるのではなく、個々人がどのような努力をすれば全体として対処できるのか、考える時期である。そして、日本社会の食糧自給の問題も。
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by hoshinotjp | 2007-10-19 22:51 | 社会