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 私の小説『無間道』『アルカロイド・ラヴァーズ』で、その作品を装幀に使わせてもらった彫刻家の土屋仁応さんの作品展「土屋仁応彫刻展」が、東京の経堂(小田急線)にあるギャラリー・イヴで開かれています。
 詳細はこちらをクリック。
 今年の干支にちなんだ「子」、去年、北京のエクスポジションに出品された金魚シリーズなど、新作が中心のようです。
 架空であるのになまなましく妖しいリアリティをまとい、見る者を和ませも不安にもする土屋さんのなまの作品を、この機会にどうぞご覧ください。
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by hoshinotjp | 2008-01-19 23:41 | お知らせ
 ここ数年の日本のナショナリズムの高揚と比べると、去年は少し熱狂が冷めた感がある。その要因は、安倍政権の失墜により政治がカリスマ的にナショナリズムを引っ張る能力を失くしたこと、ワールドカップや五輪やWBCなどの「国民的熱狂」を掻きたてる国際スポーツイベントがなかったこと、ワーキングプアなどの経済格差を作り出す構造が顕在化してナショナリズムでは覆い隠せなくなったこと、などが挙げられよう。
 それにしても、小泉時代を振り返ると、いかにナショナリズムが政治によって先導されるものなのか、改めて感じざるを得ない。北朝鮮や中国、韓国への激しい敵意も、政治がそのトーンを変えたのに合わせて、緩くなっていった。それはつまり、その敵意はその場の気分でしかなく、論理的なものではなかったことを意味する(言いがかりみたいなものだということ)。それは日本だけでなく、韓国、中国についても言えよう。また、ロシアではナショナリズムが高揚している真っ最中だが、それを主導しているのは政治である。
 もちろん、主導する政治家に全責任があり国民は洗脳されていただけ、というわけでは全くない。両者の共犯関係の上で、確信犯的にナショナリズムは燃え上がる。
 逆に言うと、いまは多少沈静化しているように見えても、それは表面的なものに過ぎないということだ。火付け役が登場すれば、即沸騰する。この夏には北京五輪がある。ちょっと嫌な予感もないではない。
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by hoshinotjp | 2008-01-14 22:26 | 政治
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 この年越しは、大晦日も元旦も小説を書いて過ごした。仕事などの連絡もなく家でのんびりできるので集中でき、案外はかどった。
 以前にもこの日記で書いたが、小説を書く作業は3Dの画像を見るのと似ている。うまく焦点が合わないと何が描かれているのかわからないが、目のピントが合ったとたん、それまで見えなかった立体的な世界が視界に広がる。私にとって執筆とはそのような作業で、書こうとする世界に焦点が合ってすべてが立体的に見渡せるような状態になることが肝心である。だから、ピントが合うまでの何もしていない時間をそれなりに必要とする。さもないと、焦点の合わないまま、どうでもいい、必要とは言えない文章を書き捨てることになるのだ。
 12月はそんな状態で小説を書いていたので、いくら書いても、核心をつかんでいる実感がなかった。今、ようやく、ピントが合い始めてきた気がする。気のせいでないことを願う。
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by hoshinotjp | 2008-01-01 23:50 | 文学