<   2010年 09月 ( 1 )   > この月の画像一覧

 最近のテーマ。「なぜ、男は上半身ハダカになりたがるのか?」
 夏休みにバルセロナに行ってきました。そこで異様に目についたのは、上半身ハダカの男たちでした。カタルーニャ人たちはむろん、夏休みゆえ訪れている大量のヨーロッパ人の観光客も、上半身ハダカ。
 確かにスペインはヨーロッパ内では南国です。日なたは暑い。でも、日本に比べれば(特に今年)、まだまだです。スペイン国内でも、40度を軽く超え「フライパン」と呼ばれるアンダルシアや、内陸性のマドリードに比較すると、バルセロナの気候は穏やか。なのにハダカマン率はバルセロナのほうが高い。
 どうしたことでしょう。抵抗の地カタルーニャでは、カウンターカルチャーが栄え、60-70年代にヌーディストの拠点となったりしたのだろうか?などと考えてしまいました。
 帰国後、友人が、「バルセロナはあまりにハダカになる人が多いので、罰金200ユーロという法律ができた」と教えてくれました。にもかかわらず、いまだにハダカマンだらけ。旅行客も、「ようし、この夏はバルセロナに行って脱ぐぞ!」と意気込んで来るのでしょうか?
 でも待てよ、よく考えると(よく考えなくても)、日本だってハダカマンだらけじゃないか! 私の属している文学業界でも、酔うとすぐハダカになる男たちというのが一定の割合で存在しています。昔は日本社会にもたくさんいたけれど(タモリや赤塚不二夫など、芸能人たちもよくそういう話をしていた)、もう絶滅寸前と思いきや、私より若い世代でもハダカマンは何人も現れ、威勢よくやってるそうです。
 さらによく考えると、私がメキシコにいた20代のころ、集まった日本人たちが酔って、何人かがハダカになっていました。侯孝賢の映画なんかを見ると、台湾ではランニングマンだらけです。タンクトップ、ではありません、下着のランニングシャツ。老いも若きもランニング一丁。高度成長期までの日本でも、割合よく見られた光景だと思います。
 手っ取り早くハダカマンを見たければ、サッカーの試合を見ればいい。ゴール裏の最もコアな地帯にハダカマンを見つけるのは、さほど難しくはないでしょう。でもやはりゴール裏のハダカマンの量は、ヨーロッパやラテンアメリカのサッカーのほうが断然多い。2002年に日本と韓国でワールドカップが開かれた際、イングランドのサポーターたちに、「日本ではハダカになる習慣がないので、公の場で服を脱いではいけません」と厳重な注意が言い渡されたのは有名な話です。
 いったい、この文化はどこから来ているのでしょう? 普遍的なのでしょうか、それともグローバル化したのでしょうか? 男子たるもの、何歳ごろにハダカになることを学んだのでしょう? 誰が教えるのでしょう? その衝動はいつ覚えるのでしょう? 私は教わったことはありません。母子家庭のせいでしょうか? 謎です。
[PR]
by hoshinotjp | 2010-09-16 00:15 | 身辺雑記